【1】お聞きになったことがある人もおられるかもしれませんが、
税法って、しばしばこう言われることがあるんですよ。
- 一読「難解」
- 二読「誤解」
- 三読「不可解」
って・・・。
まず、条文が難しいでしょ。
だから、二回読むでしょ、すると誤解するんです(;´∀`)
さらに、もう一回読むと・・・「あれ?あれれ???」ってなるんです(笑)
まるで申し込んでいないのに、
強制ミステリーツアー💦
しかも、税法ってコロコロ変わりますし、
色々な判決も出ますから、
常に改正税法のアップデートと
判例研究もしておかないといけない。
税法って、難儀なやっちゃ・・・(;´∀`)
でも、それのと向き合っていくのが税理士の世界なんです。
そして、クライアントさんをお守りするために、
税務署とバチバチにやりあっていくのが
税理士の世界なんです。
だから、会計が分かっている事と
税務が分かっている事とは、全く異なるんです。
今のSNS時代、
「そんなことを書いたら一般の人は勘違いしちゃうのになぁ」
と思う発信もよく見かけます。
また有名人のYOUTUBEを見ていても、
税金のことを間違って説明している人が結構多いですね。
しかも、今の国税(国税庁・税務署)って、情報収集能力がえげつない。
民間企業以上にカネをかけてAI技術を駆使していますからね。
そりゃあそうです。
税務署っていわば「国家レベルの営業マン」ですからね。
【2】さて、学校で習った人もおられるかもしれませんが、
「会計」は商法がベースであり、
株主や債権者の保護を目的としているんですけど、
「税法」って<課税の公平性の実現>をその目的の1つとしているんです。
しかも、その「(課税の)公平性」ってのがやっかい。
あなたにとってはそれが常識で、公平かも知れないけど、
国にとってはそれは公平じゃない、ちがうよって言うんです。
あなたにとってはフツーであっても、
国にとっては「それはフツーではありません」となるんです。
ぼくは税理士を職業としているので、
日々、その「フツー」と「フツーじゃない」との狭間(はざま)で
お仕事をさせて頂いていると言っても過言ではありません。
しかし、いつかステージにマイクを置く日が来るのでしょう。
「フツーのオッサンに戻ります」ってwww

【写真】
うちの事務所のガジュマル君。
今にも脱走しそうです。