これから個人事業のみなさんは、確定申告に向けて大忙しですね。
ところで、このタイミングだからこそ改めて確認して頂きたい話があります。
名付けて・・・金太郎アメ理論!
金太郎アメ・・・久しく食べておりませんが、あなたはお好きでしょうか?
「好き・嫌い」はさておき、金太郎アメは、工場での製造時、
元々は長~い1本で、それを、「スパッ、スパッ」と垂直に切断する訳です。
断面には数種の色のアメが重なって、金太郎の顔になって見えますよね。
これを確定申告の「決算」に例えるとこうなります。
🔵切断するアメの長さ
これが「1~12月の期間の長さ」になります。
敢えて言えば「12ヶ月センチメートル」でしょうか。
前年は含まないし、来年も含まない。
あくまでも申告すべき年の1~12月までの12ヶ月センチメートルを対象期間とする訳です。
ですから、今年の決算期間に「去年」を入れるのもオカシイですし、「来年」を入れるのもオカシイ訳です。
実際は「あ、この売上、この経費、去年の申告で計上し忘れていたから今年に入れておこう」なんてこともあるかもしれません。
それによって、税金が増える・減るは置いておいたとしても、そもそも、「正しい業績を把握する」ことが出来なくなってしまいます。
そんな数字の決算書を見て、「去年よりも良くなった、悪くなったとか」比較しても意味がない訳です。
※このような訂正は、本来であれば、修正申告(税金が増える訂正)もしくは更正の請求(税金が減る訂正)にて対応するのは税務実務です。
🔵断面の絵柄(金太郎の顔)断面の絵柄(金太郎の顔)
これが「売上・経費・利益」という面です。
もし金太郎アメを切断するときに斜めに切ると顔が歪みますよね?
断面の一部が短すぎる・長すぎる=正しい期間の売上・経費で区切る事が出来ていない、ということ。
金太郎アメの顔も変な顔に💦
この私が勝手に命名した「金太郎アメ理論」のことを会計の世界では
「期間損益」と呼んでおりまして・・・
●1年間という会計期間における
●損と益(経費と売上)をきちんと計上すること
・・・・・・を意味しています。
この私が勝手に命名した「金太郎アメ理論」、会計の世界では「期間損益」と呼んでおりまして
でも、色々な方の申告を見ていると結構多くの人が間違えていたりするんです。
あなたは大丈夫でしょうか?
ご注意くださいね(^^)/
【チェックポイント】
★金太郎アメの長さは12か月センチメートルですか?★金太郎アメの長さは12か月センチメートルですか?
→去年や来年の数字が含まれていませんか?
★金太郎の顔、キレイに縦に切断されていますか?
→仕入だけ計上して、売上が計上されていない、ってことはないですか?
※なお、税務実務としては、一定の条件に当てはまる場合に、
「来年の経費を今年に計上できるような特別な方法」もありますが、
ここでは割愛します。
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