- 1.仕事を理由に会計を後回しにする
- 2.あなたは経営者
- 3.ナイナイ思考
昨日のブログは『そもそも会計がワカラナイ!』
という方へ向けてのメッセージでした。
さて、今日は、会計処理を後回しにする原因、パート2として
仕事が忙しくて時間が取れない、という方に向けてのお話です。
【1】仕事を理由に会計を後回しにする人は
「仕事が先、会計はあと」・・・という思考の持ち主かも知れません。
仕事が優先でナゼ駄目なの?
仕事をストップしてでも会計に時間を充てろ・・・っていう訳?
仕事があってこその、会計じゃないの。
もしあなたが、こう思われるとしたら、
それは当然なお考えです。
あなたは何も間違っていません。
あなたが、今のやり方に納得し、
満足しているのなら、
それはそれで良いのです。
でも、もし、本当は・・・
- 経理処理を溜め込みたくない
- 適宜、数字の状況が分かり、経営に活かせるようにしたい
という気持ちをお持ちの方であれば、少し考えて欲しいのです。
「仕事」と「会計」とをベツモノとして考えていないか?・・・って。
【2】あなたは経営者という立場です。
どれだけスモールビジネスであったとしても。
大会社の社長じゃなくて、
個人事業主であったとしても、
れっきとした経営者さんです。
経営者だからこそ、
仕事に対しても責任があるし、
お金に対しても責任がある。
それに何よりボクたちって
「お金」が大好きじゃないですか。
「私は100%お金抜きで生きています!」
という人がいれば別ですけど。
営利企業であれば利益とお金を
追求することが至上命題です。
しかも、お金は、
仕入先さんを喜ばせることができるし、
従業員の生活を支えることができるし、
税金という形で国や町を支えることができる。
「仕事で時間がないから」
という理由で、後回しにするのは可哀そうです。
仕事も大切。
お金(=会計)も大切。
そこに優先順位も優劣もない。
だって、仕事とお金との両方を成立させることが、
わたしたち経営者のテーマでもあるのですから。
経営者に、商売の状況を伝え、
お金の動きや残高を伝え、
仕事の改善&進め方の良きサポーターとなってくれる。
それが数字であり、会計です。
仕事が忙しく時間がないからついつい後回しになって、
その結果、経営に活かせる資料になっておらず、
税務署のためだけに作っているとしたら、
それはそれは、非常に勿体無いことなのですよ。
【3】ナイナイ思考
忙しくて時間がナイ。
時間がナイ。
ナイ・ナイ・ナイ・・・。
ヒトの脳みそと言いますか、正しくは「潜在意識」って言うんですけど、
潜在意識って、自分がよく言う言葉やよく考えることを現実化させようと
する特徴があるんです。
(ある人は「思考が現実化する」と言い、またある人は「引き寄せの法則」と言います)
そして、潜在意識って、その特徴の1つとして
「主語が分からない」んです。
あなたは時間のことで「ナイ」と思っていても、
潜在意識には主語が分からないから、
時間のことだけじゃなくって、
お金とか、色んな事に「ナイ」という現実を引き寄せようとするんです。
お婆ちゃんとかから
「人の悪口を言っちゃいけないよ」
と教わった人も多いかと思いますが、
これって、潜在意識的にはすごく正解なんです。
自分では『あの憎たらしいAの奴め!馬鹿野郎!』と
あなたはAさんに対して悪口を言っているつもりでも、
潜在意識には主語が分からないから、
自分自身に対して悪口を言っていることになっちゃう。
だから、仕事が忙しいことは、結構なことではあるんですけど、
「仕事で忙しくて時間が取れナイ。だから、会計をする時間もナイ」
という理由付けをついついしちゃう人は、
それが思考グセになっちゃってるので、
そんな風に「ナイナイ思考」を貯め過ぎると、
自分が望まないような現実を引き寄せちゃう。
そんなのイヤじゃないですか(;^ω^)
だから、これからは
「仕事たくさんアル!会計する時間もアル!」と
ぜひ前向きな言葉を
ご自身の潜在意識に教えてやって下さいね。
【次回予告】
〇まだ私の商売始めたばかりだから・・・
〇まだ売上が少ないから・・・
〇1年分まとめてやった方が効率的だから・・・
という理由で、会計を後回しにしてしまう方は必見ですぞ。
(ボクは、ある時は税理士で、またあるときは「思考の学校の講師さん」なんです。
まだまだ未熟者なので絶賛修行中の身ではありますが・・・。)