ふと不思議に思うことがある。
それは学校教育について。
ともに協力し、仲間を助け、
人を大切にしなさい・・・
と、学校では教わった。
なのに、いざ試験となると、カンニング禁止。
あれほどさんざん「助け合い」などと言っていたのに、
なぜか試験では教えあうことが出来ない。
隔離主義だ。
「そりゃ、学力考査なのだから、カンニングしゃちゃ正しい実力が分からないでしょ」
・・・という至極ゴモットモなご意見は十分に承知。
しかし、よく考えてみて欲しい。
いざ、社会に出てみれば、むしろ、助け合うことの方が重要なのだ。
たとえば、会社で、あるプロジェクトや何らかの目標がある際、
社員同士、共に知恵と力を出し合い、協力して進めていく。
これが実際の社会だ。
しかし、なぜか学校教育においては、
「美学」を唱えておきながら、
大切な試験の日に教えあうことは許されない。
分かる者は分からない者に教えればよい。
分からない者は分かる者に教わればよい。
そうすればクラス全員、100点も夢ではない。
「それは、おかしいでしょ?」は
あくまでも生徒として一生暮らしていくならその指摘も当てはまる。
しかし、本当に大切なのは、
教師と生徒という枠を超えて、
生徒同士で、仲間同士で、教え・教わるという経験だ。
先生から教わっても全然分からなかったのに、
友だちの口から説明を聞いたらよく分かった、
という経験をした人も多いのではないだろうか?
自分で商売をしている人は、個人事業・法人を問わず、
独立精神が比較的高い人が多いので、
逆に言えば、人をうまく頼ろうとしない傾向がある。
むしろ、自力でがんばらないといけない、と
自分に追い込みをかける。
しかし、仕事こそ、
うまくいっている人のやり方をカンニングする、真似る、
というのは案外と近道だったりする。
あるいは、
その上手くいっている人に、
直接相談してみて意見を求めるのも良い。
仕事は学校の試験ではない。
大いに見て、真似て、相談して、
どんどん自分に取り込めばよい。
そして、上手くいっている人ほど、
意外なくらいにあさっりと、かつ、新設に色々と教えてくれるものだ。
何度も言う。
仕事は学校の試験ではない。
あとは、自分の変なプライドと
サヨナラできるかどうかだ。
見る・真似る・聞く・・・コストゼロで
できることはいくらでもある。
さぁ、ネタ帳を1冊用意して、どんどん書き込んでいこう。